日本人留学生特別コース
在校生・卒業生の声
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私がドイツで音楽の勉強を始めたきっかけは、コンセルヴァトリウムの日本人コースでした。
留学したいとは考えていたものの、語学の面でも実技の面でも不安があった私には、とりあえず1年間、と決めてドイツに行くことにしました。
初めての留学生活で、本当に分からないことばかりでしたが、このコースで知り合ったお友達と一緒に、ひとつずつ自分たちで問題を解決してくうちに、この国への理解が深まりました。
また、あらかじめ学校から用意されている、日本人コースの生徒への特別の配慮には、問題が起こる度に、本当に助けられました。
室内楽のレッスンでは、一人でのレッスンと違い、お互いにドイツ語での先生の説明を理解しようと、後で日本語で復習しながらできたことが、とても楽しく実りあるものでした。
留学する前の、さまざまな不安が少しずつきえていった一年間でした。
今、私は、日本人コースで知り合った先生につきながら、演奏コース(Aufbaustudium)を終え、芸術演奏コース(Künstlerische Reife)に進んでいます。
試験に追われていた日本とは違い、自分のペースで進められているドイツでの勉強は、少しずつですが確実に身についていく実感があります。
初めはゆっくりと簡単なドイツ語で説明してくれていた先生が、少しずつ複雑で専門的なレッスンをしてくれるようになっていき、もし、私もドイツ人のように言葉が理解できたらもっとレッスンも楽しくなるのだろう、という思いで勉強を続けてきました。
今では、新しい言葉を日々勉強できることがとても楽しくなっています。
ゆっくりと気負わずはじめた日本人コースでの勉強のおかげで、じっくりと自分の成果を見つめながら勉強を続けることができました。
丸山 智恵(芸術演奏コース在学中)
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ハンブルグ・コンセルヴァトリウムで勉強を始めておよそ3年になりますが、この間に感じたこと、体験したことは、自分自身に非常に有意義な経験ばかりであったと思います。
例えば買い物は土日に出来ず、平日もほとんどは夜8時でお店が閉まることに、初めのうちは不便さを感じましたが、逆にそれがドイツののんびりした雰囲気を作っていることに気づきました。夏は夜12時ごろでもまだ少し明るかったり、冬は昼過ぎにはもう夕暮れになったりと、日本とは季節、気候も大きく異なります。この風土、習慣の中で生まれた音楽を、この空気の中で演奏することによって、より毎日の生活を音楽的に感じることが、私にとってこの留学の最大の魅力です。
日本人留学生特別コース終了後、さらに続けて勉強する為に当校本科の試験を受けたのですが、私の場合この試験での演奏が認められ、本来進むべき2年間の演奏コース(Aufbau)ではなく、一つ上の芸術演奏コース(Künstlerische Reife)へ進学することができました。真剣に音楽を志す人にとって、このようにより深い研鑽を積むチャンスが与えられることは、こちらならではの事だと思います。
日常の生活においても、日本人スタッフの方に常々手伝ってもらい、今まで何か事あることに助けていただいてます。試験、音楽の前にまずは生活の安定が大事ですが、そこがうまくサポートされているので留学生活の不安を最小限に抑えることが出来ました。
今は良い留学生活にとても満足しています。
山本 善則(芸術演奏コース在学中)

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「ドイツで語学を学びながら、もう一度きちんとした勉強がしたい!!」と思いつつ、「でも、音楽留学ってどうやってするんだろう?」という基本的なところでつまづいていた時、インターネットで、ここハンブルグコンセルヴァトリウムのサイトを見つけました。
なになに?ドイツの音楽学校にもかかわらず「日本語による申し込みでOK・テープによる審査・年齢制限なし・ドイツにて二ヶ月間の語学学校を義務付け・様々な手続き(住居探し・ビザ等)を、日本語を母国語とする方がお手伝い」と書いてあるではありませんか!そんなこんなで気が付けば、ドイツ語もろくに話せないままコンセルヴァトリウムの学生になっている今日この頃。
初めは不安だらけでしたが、カリキュラムの豊富さと先生方のレヴェルの高さに圧倒され、今では不安を感じる暇もないほど充実した学校生活を送ることが出来ています。
声楽科のカリキュラムには、週一回、専門である声楽のレッスンの他、発声法の授業や、コレペティトゥアによるレッスンがあります。発声法は一般的に考える「声楽の発声法」とはことなり、「ドイツ語の発音法」のレッスンであるといえます。母音と子音の関係や、舌をどのように動かすか、といった専門的なことを実際のドイツリートを朗読しながらマンツーマンで指導してくれます。コレペティトゥアのレッスンでは、素晴らしいピアノに支えられアンサンブルすることの重要さを実感できるだけでなく、音楽的・歴史的背景の解説や、正確な発音にいたるまでの細かい指導、時には発声の指導まであり、一曲をとことん追求していく感じです。
授業はもちろん全てドイツ語ですが、どの先生も皆、不慣れなドイツ語を話す学生に慣れているため、こちらの言いたいことを理解しようと注意深く耳を傾けて下さったり、ゆっくりとした口調で話して下さいます。けれどそれに甘えることなく、一日も早くドイツ語会話をマスターし、更に充実した学校生活を送れるようにしたいです。
小林 未来(日本人留学生特別コース在学中)

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ハンブルク音楽院「日本人留学生特別コース」で学んだことはたくさんあります。中でも、Lerche先生による楽典や聴音の授業は、国立の音楽大学進学を考えていた私にとって、大きなものでした。
日本の音楽大学を卒業していない私は、音大入試の際、主科の実技の他に副科ピアノ、ドイツ語での楽典・聴音などの試験も受けなくてはならず、ドイツと日本の出題提起の違い、ドイツ語での音楽用語など覚えなければならないものがたくさんある中、留学生特別コースでは外国人である私たちのために、ゆっくりと丁寧に分かり易く教えていただき、スムーズに身に付けることができました。
国立音大に入学した今でも講義やレッスンに役立っています。
その他にもオーケストラや室内楽のプロジェクトに参加でき、街の教会などでの演奏は、私の中で大きな財産となりました。
両親をはじめ、ハンブルク音楽院の先生方、留学生コース担当の高橋さんの暖かい助力により、ここまでやってくることができ、とても感謝しています。
ハンブルク音楽院では、私のような国立音大進学希望者が日本では勉強できない入試のための基礎知識など、とてもいい環境の中で身に付けることができます。
音楽留学の第一歩として、私はハンブルク音楽院をお勧めします。
緒方 淳(ロストック音楽・演劇国立大学)

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私は現在、地元静岡県浜松市において音楽教室を経営しております。音楽教室を開くことは私の念願でもありましたが、ハンブルガーコンゼルヴァトリウムへ留学した経験がその気持ちを更に強めてくれました。
コンゼルバトリウムには、私たちが学ぶアカデミーとは別に早期教育にも力を入れた子供たちのための音楽教室を設けており、その現場を見ることが出来たことは、現在の私の仕事に大きな影響を与えてくれています。
何より、楽器を始められる子供たちが優秀な先生方に指導を受けている様子は、私には衝撃的でした。ドイツでの音楽教育の取り組みとシステムを実際に目にすることで、音楽教育の重要性と理論の重要性を学ばせていただきました。
こうしたシステムを、日本でも確立出来ないものかと、私自身現在、奮闘中であります。
こうした、音楽教育のシステムを知るだけでなく、レッスンの中から奏法に関する大きなヒントを頂くことが出来たことも、現在の仕事に本当に役立っています。なにより、奏法理論の確立が出来たことは、私にとって大きな財産となりました。
良い、悪いではなく、一つの方法論として確立した奏法理論を学ぶことが出来たことは、私自身の技術向上だけでなく、指導をする立場になった現在貴重なものとなりました。
そして最後に、尊敬できる良き師にめぐり会えることは間違いないことでしょう。
追伸 偉大なトランペット奏者であり指導者であった、故Karl Willhelm Oppermannに感謝と哀悼の意を表します。
村松 匡(日本在住)